マネキネコ（ゲームレビュー）

ジャンル：冤罪演出ミステリーADV
制作サイト：睡眠忘街　　　

「冤罪演出ミステリー」というコピーに惹かれて、体験版をプレイしました！
体験版だけでもとても楽しめましたので、これは完成版に期待せざるを得ない。

以下、ネタバレまみれの感想＆雑感をごちゃっと書いてます。

[0回]

 
●グラフィック面のデザインは全体的にクールで、
  清涼感がある透き通るような色使いがかわいい。登場人物はみんな個性的で◎。


●個人的にはちょっと、最初の展開が速過ぎたような気が。
  でも、途中の展開はインパクト大で緊迫感もあって良かった。

  欲を言えば、彼らの学校生活と修学旅行をもうちょっと見たかったよ…。


●冬枝さんは明らかに殺人の動機がありそうなのは明白なのですが…。
  そんなに単純な話じゃ無さそうだなぁ。


●メイドの冬枝さんと夏枝さんの顔が瓜二つ＆無表情である時点で、
  いろいろ重大な秘密が潜んでそう。

  殺された叔父が夏枝さんにご執心だったりとイヤ～な感じの伏線が張り巡らされているので、
  やはり島の秘密を暴く展開になっていくのでしょうか。


●体験版の時点で既に犠牲者が多く出てしまっていますが、
  これ以上新たなる犠牲者は出るのかな。


●やはり最初の犠牲者に選ばれてしまった高橋さんと宮田君ですが、
  彼らの死は謎解きに新しいヒントをもたらすんだろうか。

  なぜか死亡が確定した（？）二人を指しているであろう、
  「小動物」と「首無しイケメン」の選択肢が体験版ラストに登場した意図はなんだろうなー。


●共通ルートの選択肢で後半ルートのシナリオが大きく変わりそうなシステムなので、
  登場人物の誰かに冤罪をなすりつける演出もあるのかしら…。

  公式サイトのキービジュアルが主人公とあの三人なので、
  恐らく彼らが主に推理合戦をするのでしょう。
 

●しかしあの幼馴染、過保護にも程がある。
  主人公のことを好き過ぎて、ちょっと気持ち悪いぞ！（笑）


●そんな彼は浩太君を守るためなら殺人も厭わなさそうだからなあ。
  ひょっとしたらそういうルートも存在するかも。ヤンデレうめぇ
 
  主人公と幼馴染は過去に事件に巻き込まれたっぽいようなので、
  その事がどう掘り下げられていくのか楽しみです。
 

作中に登場するネットゲームの探偵が披露する、荒唐無稽なハウダニット推理劇は重要なヒントっぽいですね。探偵がはたして、本編で正体を明かすかどうかは未だに分からないですが。

ネットの方のゲーム画面のデザインも凝っていて、推理に登場するジンジャーマンがクリックする度に血がブシャアする演出が面白かった。


嵐の中の孤島に閉じ込められたという伝統的なクローズドサークルの真っ只中にいるにも関わらず、ネットは繋がる環境なので能天気とまで思えるほど、ちっとも緊迫感の無い序盤でしたが、彼ら以外の学校の生徒と教師が全員死亡というショッキングな事実にはゾッとしましたね。

やはり、外部との連絡が繋がらないというのは怖いものですな。


序盤だけでもシナリオがかなり分岐しそうな感じで、続きが非常に気になります。
完成がとっても楽しみ！